在来工法の浴室をキレイにリフォームしたい!気になる費用や工期は!?

在来浴室のリフォーム費用

在来浴室を利用されている方で、新しい浴室にしたいと思われている方は多いと思います。

「在来浴室を新しくリフォームする」もしくは、「ユニットバスに入れ替える」のどちらかを選択することになりますが、浴室のサイズや間取りの関係で、ユニットバスの導入を断念せざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。

そこで、問題となるのがリフォーム費用です。

ユニットバスのように、商品の価格が決まっていれば、ある程度の予算組みは可能です。

しかし、一から空間を作り上げていく在来浴室は、単価が決められているわけではないので、工務店の言い値になるケースがほとんどというのが現状です

言い値である以上、工務店によっては、費用が雲泥の差になることもありますので、なかなか契約まで話を進めることができないという方もいると思います。

そこで今回は、在来浴室を新しくリフォームするときに行う、一般的な工事内容とリフォーム費用について、ご紹介していきます。

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在来浴室のリフォームで行われる工事内容

在来浴室は、お気に入りの材料やお気に入りの浴槽を選択して、ご家庭だけの唯一無二の浴室空間をプランニングすることができるのが特徴です。

つまり、使う材料や浴槽、間取りなども、すべてご家庭ごとに違うということです。

また、好みも当然、十人十色ですので、費用の相場を出すことはできないと言えるでしょう。

そこで、在来浴室でよく見られる、タイル貼りの床と壁(腰の高さまで)、天井塗装、埋込タイプの浴槽を例にして、進めさせていただきたいと思います。

在来浴室のリフォームで行う工事は以下の通りです。

  1. 現状の浴室の解体工事
  2. 設備工事と下地作業
  3. 左官工事と防水工事
  4. 天井と壁面塗装、浴槽の設置
  5. 床、壁の仕上げとドアの設置
  6. 浴室設備の仕上げ

それでは、順番に解説していきます。

在来浴室リフォームの手順①:現状の浴室の解体工事

業者との請負契約書にサインして、工程が決定したら、それに則って工事が着工します。

まず初めに行うことは、玄関口から、浴室までの搬入、搬出経路の養生

浴室が2階以上にあるなら、階段も含めてすべて養生を行います。

導線上にある、工事と関係のない部屋のドアを目張りしているかなど、養生が手抜きされていないかは、しっかりと確認するようにしましょう。

養生の質は、業者の質』です。

養生をしっかりとしていることが確認出来たら、解体作業に入ります。

在来工法のお風呂は、そのほとんどがタイル貼りです。

このタイル張りをすべて解体して、いわゆるスケルトン状態にしますので、躯体を傷つけないようにしながら、「ハツリ」という作業を行っていきます。

箱体をバラすだけのユニットバスと比べて、手間はかかってしまいますね。養生費用が2万円、処分費を含めた解体費は12万円程度です。

在来浴室リフォームの手順②:設備工事と下地作業

解体工事が一通り終わると、設備業者による仕込みの作業に移ります。

在来浴室は、ユニットバスのように、メーカーが出しているしっかりとした寸法図はありませんので、お施主様と事前にプランニングした内容をもとに作業を行っていきます。

また、設備工事が終わるタイミングで、大工による下地作業に入ります。

解体工事によって、スケルトンになっていますので、天井の下地や、ドア枠の下地、断熱材の取付け、次の左官工事につながるラスカットなどを施工していきます。

解体工事から、大工の下地工事が終わるまでは1週間くらいと考えておきましょう。

水道工事と電気工事は、それぞれ4万円程です。※大工工事は後述します。

在来浴室リフォームの手順③:左官工事と防水工事

ここで、在来浴室のリフォームで最も大切である、左官工事と防水工事です。

大工が下地をしたラスカットの上からモルタルを均一に塗っていき、床は、水道業者が配管の仕込みをしていますので、その上にモルタルを厚塗りしていきます。

このモルタルが、防水工事を塗るための下地となります。

防水工事には、「シート防水」や「アスファルト防水」、「FRP防水」などいろいろな施工方法があるのですが、多くの業者が取り入れているのが、FRP防水です。

お風呂場は、住宅の中で一番水気の多い場所になりますので、防水工事がしっかりと行われていなければ、漏水して躯体が腐ってしまいます

そのため、プライマーという下塗り作業から、FRPの重ね塗り、上塗りと、何重にも防水層を作り、漏水のリスクをできるだけ下げているんですね。

防水工事が終わると、FRPの層になっているので、この防水層の保護と、仕上げ材であるタイルを貼るための下準備として、保護モルタルを塗って終了となります。

左官工事と防水工事は、それぞれの工程で、乾燥するまでに養生期間を設ける必要があるので、1週間から10日程度の日数がかかるのが通常です。

左官工事や防水工事は、㎡単価が一般となります。

1坪タイプの浴室の場合、床面と壁面で約15㎡なので、左官工事が10万円、防水工事が15万円程です。

壁面の防水工事は、水がよく当たる腰までの高さ(床面から1m程度)まで施工するケースが多いですが、湿気の多い空間と考えると、壁4面とも、天井まで施工しておく方がいいでしょう。

在来浴室リフォームの手順④:天井と壁面塗装、浴槽の設置

防水工事が終わると、ほとんどの下地工事が終わっていることになりますので、仕上げに移ります。

壁面は保護モルタル、天井はコンパネの状態になっていますので、ここにシーラーやアク止めの処理を行い、塗装工事をしていきます。

壁の腰あたりの高さから下はタイルを貼りますので、塗装は上半分までです。

塗装工事が終わると、いよいよ浴槽の設置。

浴槽は、機能や、形、大きさによって、10万円程度~120万円前後と全く値段が異なります。

今回は、上の写真のグランザシリーズ(LIXIL)を導入したとしましょう。

1400㎜サイズの人造大理石の浴槽で、定価が42万6000円です。

工務店経由で購入しますので、半額で購入できたとすると、約21万円ということになります。

浴槽を設置が終われば、埋め込みタイプにするためのコンクリートブロックを積み、タイル貼りのための下地として、モルタルを塗っていきます。塗装工事と浴槽の設置にかかる日数は2日です。

塗装工事で5万円、単体浴槽で21万円ですね。

在来浴室リフォームの手順⑤:床、壁の仕上げとドアの設置

浴槽の設置が終わると、いよいよ浴室の印象を左右するタイル貼りの工程です。

タイルも色々なメーカーがあり、メーカーごとにそれぞれの特徴があるのですが、タイル選びの重要なポイントとしては、吸水性が高く、滑りにくい素材を選ぶことです。

床タイルをミスティックフロア(LIXIL)、壁タイルをルシエル(LIXIL)にしたとしましょう。

すでに下地となるモルタルが壁と床に施工されていますので、その勾配に従って施工していきます。

タイル貼りが10万円、ドアの設置が3万円程度です。

在来浴室リフォームの手順⑥:浴室設備の仕上げ

タイル貼りが終わると、最後の工程である浴室設備の仕上げに移ります。

仕込みを行った設備業者が現場に戻ってきて、最終的な仕上げを行うためですね。

ここで、シャワーヘッドや、浴室テレビなどの設備関係の取付が終わると完成となります。

在来浴室のリフォーム費用は?

上記の工事費用をまとめると以下のようになります。

在来浴室 リフォーム 費用

かなり簡易的にまとめていますが、実際に業者から見積もりを受け取るときは、平米数や単価などを細かく記載された見積もりとなります。

ユニットバスの入れ替え工事であれば、3日で終わりますが、在来浴室のリフォームとなると3週間から1か月規模のリフォームとなってきます。

ユニットバスのリフォームと比べても、現場に入る業者の数が全く違いますので仕方ないですね。

在来浴室リフォームのまとめ

在来浴室を新しくリフォームするときに行う、一般的な工事内容とリフォーム費用について、ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

在来浴室は、使う材料や設備機器によってリフォーム費用が全く異なってきますので、今回ご紹介した工事内容や材料は、ほんの一例となります。

手間やコストはユニットバスよりも多少かかってしまいますが、「他の家とデザインがかぶらないご家庭だけの浴室を作りたい」という方はご参考にしてみてください。